矯正歯科

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○ 見えない透明な矯正装置 アソアライナー

○ 小児矯正

○ 不正咬合の種類

○ 不正咬合になり易い生活習慣における歯並びの特徴

アソアライナー

マウスピース矯正は、透明で目立たず、しかも取り外しのできる矯正装置として近年、人気が高まっています。最近では改良が加えられ、これまでマウスピース矯正では難しいとされてきた症例でも適応可能になるケースが増えています。ワイヤーを使わないため、殆ど人に気づかれずに歯列矯正を行うことができます。
日本では広告の規制が厳しいため認知度が低く、「これで本当に治るんですか?」という質問を受けたこともありますが、世界的には何百万人もの治療実績があり、適応症例さえ正確に判断できれば(ここが非常に重要となります)、ブラケットによる治療に劣りません。

実際のアライナー

装置製作時には、AsoAligner®Programを利用して歯の移動量を医院側のPCで確認することが可能で、必要に応じて修正指示を出すこともできます。

適応症・非適応症

適応症

・ローテーションの改善
・歯列の拡大や縮小
・小さな空隙閉鎖(ディスクレパンシー4mm以下の小さなもの)
・顎間ゴムを用いた挺出
・圧下
・トルクコントロール
・軽度な上下顎間関係の不調和

非適応症

・大きな空隙閉鎖(抜歯症例など4mm以上の空隙)
・骨格性のOpen Biteの改善
・近遠心的歯軸コントロール(平行移動)

治療の流れ

診断と分析

治療に適応できるか否かを診断します

印象採得(STEP1)

制作の為の作業用模型と指示書をASOに送付します

セットアップ模型製作

セットアップ模型を製作し、専用ソフトを用いて歯の移動を確認。
画像を医院にメール送信

セットアップ模型の確認と承認

ASOから送られてきたメールに添付されているセットアップ画像の歯の移動方向、
距離を確認し(承認または修正依頼)、ASOにメール送信もしくはTELにて連絡

アソアライナー制作

必要に応じて修正・確認を行い、承認が得られたアソアライナーを製作、納品

治療開始と装着

使用注意事項を患者様に伝え、ソフトアライナーで着脱等のトレーニングを行います。原則として最低でもソフトを10日間、その後ミディアムを10日間、ハードを10日以上装着する様指示を致します。(ソフト、ハードの2種類の場合は、ソフトを10日間、その後、ハードを装着します)

印象採得

STEP1のアソアライナーの使用を初めて約1ケ月後に次のSTEPのアソアライナー制作の為印象採得し、作業用模型と指示書を送付(STEP2の技工指示も詳しく記入して下さい)

以降繰り返し

(※製作日数は原則的に10日~2週間ほど頂いております)

※株式会社アソインターナショナルより転記

小児矯正

子供の矯正歯科とは

小児矯正は、上下の顎の骨のバランスや大きさを整えて、永久歯がきちんと生える準備をする治療です。主に、乳歯が生え揃った頃、あるいは乳歯から永久歯に生えかわる混合歯列期に行うのが一般的です。

治療を始めるタイミングは、歯並びによって異なりますが、早い治療が望ましい症例では3歳~6歳頃から始めます。例としては、受け口で舌の位置が低いお子さんの場合、お口の筋力がアンバランスになっていて、下顎が上顎よりも成長しやすくなる場合があります。こういった癖を3歳~6歳の早期に取り除くことで、ブラケットやワイヤーなどの固定装置を使用せずに、発育と共に受け口を改善できる場合があります。

綺麗な歯並びを目指す

毎日の取り組みが必要となります。
歯並びが良くなる子育ての秘訣は、歯並びや噛み合わせが悪い状態のお子さまの生活タイプを理解する事が必須です。
生後6ヶ月から下の歯の前歯から生え始め、2歳半から3歳頃までに、上下合わせて20本の乳歯が生え揃いますが、乳歯が隙間なく綺麗に並んでいると問題があります。
正常な状態では、歯並びに少し隙間が存在します。
これは乳歯より大きな永久歯が綺麗な歯並びに成る為の隙間で、顎の骨の成長がポイントとなります。
好き嫌いなどなく、規則正しい生活が行われていないと、顎は充分に発達する事が出来ず、永久歯の生える場所が確保できませんので、その影響で歯並びが重なったり、前後にずれたりし歯並びが悪くなります。

顎の骨を育てる3つのポイント

○よく噛んで好き嫌いのない食生活する
○隅々まで丁寧に歯を磨き、むし歯を作らない
○体を動かし遊ばせる事によって空腹感を感じさせる

朝食は最も大切で、中でも和食は最善です。ご飯、味噌汁、さかな、サラダなど、調理に火を使い、野菜を取り入れたメニューが顎の成長に大きく影響しています。一方、朝食が柔らかい菓子パンや牛乳、ヨーグルトなど、火も野菜も使わないメニューは、噛まなくても食べられるので顎の発達が悪くなる傾向がみられます。食欲があれば、好き嫌いせずに栄養満点の食事をする事ができます。さらに自然とよく噛むようになる可能性が高くなります。また、早寝早起きの規則正しい生活をすることによって、成長ホルモンの分泌もスムーズになり、顎の発達にも結び付きますので、歯並びもよくなります。

不正咬合の種類

叢生
(そうせい)
歯がねじれたり、重なり合ったりして歯並びが凸凹している状態をいいます。 乱杭歯(らんぐいば)とも呼ばれる。八重歯も叢生の一種。
上顎前突
(じょがくぜんとつ)
上の前歯が下の前歯より極端に前に出ている状態のことで、いわゆる「出っ歯」。
下顎前突
(かがくぜんとつ)
正しい噛み合わせは、上の歯が下の歯の上にかぶさる状態ですが、下顎前突はその反対になっています。「受け口」とも呼ばれてます。
過蓋咬合
(かがいこうごう)
上下の噛み合せの重なり度合が大きい状態。上の歯がふたのように覆いかぶさり、下の歯がほとんと見えない場合もあります。
交叉咬合
(こうさこうごう)
左右どちらか一方、あるいは両方の奥歯か反対に噛み合っている状態。上顎と下顎の骨の形や歯列弓(歯列め曲線)にずれがあることが原因になるほか、頬杖をつく、横向きで寝る、ロ呼吸をするなど、顎の骨の成長に悪影響を与える日常的な癖によっても起きます。
開噴
(かいこう)
「オープンバイト」とも呼ばれます。上下の歯を噛み合わせた時、奥歯は噛み合うのに、前歯が噛み合わず、隙間が空いている状態。口を開けると、前歯の間から舌が見えてしまうのが特徴。

不正咬合になり易い生活習慣における歯並びの特徴

種類 イラスト 生活習慣
叢生
(そうせい)
・食欲にむらがある
・食欲がない
上顎前突 ・指しゃぶり
・甘えん坊
・姿勢が悪い
・優等生タイプ
・さみしがり屋
・我慢する
下顎前突 ・遺伝的な要素が強い傾向がある
開噴 ・姿勢が悪い
・口をポカンと開る
過蓋咬合 ・手先が器用
・手先を使った作業
・集中力のある子
・下を向いた作業
・本を読むことか好き
交叉咬合 ・頬杖をつく
・同じ方向を見て食事をする
・姿勢が悪い
・うつぶせ寝