小児歯科

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小児歯科で一番大切な事は、それは治療を受けるお子さんの不安をとり除いてあげる事です。

ですので、いきなり治療を始めません。当院に親しんでもらうことから始めます。

メニュー

○ 当院ではこの様にして不安を取り除いてあげます

○ 治療例

○ むし歯予防と治療

○ フィンランド式 むし歯予防に大切な5つのポイント

○ 小児矯正

○ 不正咬合の種類

当院ではこの様にして不安を取り除いてあげます

子どもはこんなことを不安に思っているでしょう

□ 歯を削る時の音が怖い
□ お母さんがいないと不安で1人で診察室に入れない
□ 治療室の消毒薬の臭いが嫌い

これらの不安を取り除いてあげる事がポイントですね。

例えば

・ キーンという音のしない治療を行う
・ 診察室にお母さんも同席して頂く
・ 治療器具に触れてもらう

むし歯予防と治療

最近では子供さんのむし歯は随分少なくなりました。10人中1、2名程度まで減少しています。
これは予防意識の高いご両親に育てられているからでしょう。
食後の歯磨きやシーラント・フッ素塗布等の予防も頻繁に行う様になって来ています。

シーラント

シーラントとは、生えたての乳歯や永久歯に、奥歯の噛み合せにある溝を樹脂やセメントで埋める事で、むし歯を予防する治療です。奥歯の溝を物理的に封鎖したりシーラント材の中に含まれるフッ化物により再石灰化作用を促し、むし歯を予防します。保険適応の処置です。

シーラントはいつから?

大体6歳ごろからです。
当院で検診を行い、溝の深いかたには、シーラントでむし歯予防をおすすめしています。

フィンランド式 むし歯予防に大切な5つのポイント

○ 正しい食生活

3度の食事を正しくとる事は重要な事ですが、いつもおやつを食べたりジュースを飲んだりしている「だらだら食べ」は、 子どもの口腔内を常に酸性状態にし、歯からミネラルが溶け出し脱灰が始まります。これがむし歯の始まりですが、食後しばらくすると唾液が口の中を中和してくれ、歯は「再石灰化」され修復されます。だらだら食べは口の中を中和する事が出来ないので直ぐにむし歯になります。

○ フッ素塗布

ミネラルの一種で歯質を強化します。むし歯菌の働きを抑制する働きがあり、うがいができるようになったら、 フッ素入りの歯みがき剤を使い始めましょう。
2~15歳頃までは歯科医院で定期的に高濃度のフッ素塗布を行うとさらに予防ができます。

○ 歯みがき

むし歯予防のためには歯みがきは基本中の基本です。
むし歯予防は、乳歯のエナメル質を丈夫にするために唾液からミネラルを取りこんだり、フッ素で歯質を強化したりする必要がありますが、歯みがきをしていない汚れた歯では、ミネラルが十分に吸収されず、十分なフッ素の効果も期待できません。

○ 歯科検診

当院では、歯のみがき方や食生活の指導をしています。
親では気づかないような初期のむし歯も早期に発見出来ます。初期段階であれば、歯を削らず、歯みがきを念入りに行うことで、むし歯部分を修復することも可能です。1歳半健診や3歳児健診の時に、歯の集団健診を実施している自治体も多いようです。
保育園などでも、定期的にむし歯のチェックはしてもらえますが、それだけでは不十分な場合があります。定期的に健診を受ける事をお奨め致します。

○キシリトール

天然素材の甘味料には、むし歯菌のなかでも特に悪玉のミュータンス菌の活動を抑えたり、唾液の分泌を促す働きをする物があります。
キシリトール入りのガムを毎食後3回、5分以上噛むのが理想です。
毎日実行することが難しければ、週2~4回程度、噛むだけでも効果が期待できます。
キシリトールを2年間、継続して摂取し続けると、その人の生涯の口腔内の環境が改善されるというデータもあるようです。

小児矯正

生後6ヶ月から下の歯の前歯から生え始め、2歳半から3歳頃までに、上下合わせて20本の乳歯が生え揃います。乳歯が隙間なく綺麗に並んでいると問題があります。
正常な状態では歯並びに少し隙間が存在します。これは乳歯より大きな永久歯が綺麗な歯並びに成る為の隙間なのです。 顎の骨の成長がポイントです。 好き嫌いなど規則正しい生活習慣が行われていないと、顎は充分に成長する事が出来ず、永久歯の生える場所が確保できません。
その為に歯並びが重なったり、前後にずれたりします。

不正咬合の種類

叢生
(そうせい)
歯がねじれたり、重なり合ったりして歯並びが凸凹している状態をいいます。 乱杭歯(らんぐいば)とも呼ばれる。八重歯も叢生の一種。
上顎前突
(じょがくぜんとつ)
上の前歯が下の前歯より極端に前に出ている状態のことで、いわゆる「出っ歯」。
下顎前突
(かがくぜんとつ)
正しい噛み合わせは、上の歯が下の歯の上にかぶさる状態ですが、下顎前突はその反対になっています。「受け口」とも呼ばれています。
開噴
(かいこう)
「オープンバイト」とも呼ばれます。上下の歯を噛み合わせた時、奥歯は噛み合うのに、前歯が噛み合わず、隙間が空いている状態。口を開けると、前歯の間から舌が見えてしまうのが特徴。
過蓋咬合
(かがいこうごう)
上下の噛み合せの重なり度合が大きい状態。上の歯がふたのように覆いかぶさり、下の歯がほとんと見えない場合もあります。
交叉咬合
(こうさこうごう)
左右とちらか一方、あるいは両方の奥歯が反対に噛み合っている状態。上顎と下顎の骨の形や歯列弓(歯列め曲線)にずれがあることが原因になるほか、頬杖をつく、横向きで寝る、ロ呼吸をするなど、顎の骨の成長に悪影響を与える日常的な癖によっても起きます。