患者様からよくある質問を集めました。
Q.インプラント治療は痛いのでしょうか?
電動注射器
麻酔の痛みを和らげるには、出来るだけ細い針を使ってゆっくりと麻酔液を注入することが必要です。しかし、針が細くなるとその分強い力が必要になり、力のコントロールがしにくくなります。
電動注射器を使えば、細い針でもゆっくりと麻酔液を注入することが出来るので、麻酔時の痛みを少なくすることが出来ます。
また、表面麻酔を行って電動注射器により麻酔をしますので痛さは殆どありません。
治療を受けられた方によれば歯を抜いた時よりは痛くなかったそうです。
Q.転んで歯を打ちました。すぐに歯科医院に行ったほうが良いですか?
ぶつけた程度によりますが、原則的には歯科医院にすぐにお越しください。
歯が抜けた場合は汚れていても洗わずに牛乳か歯の保存液、もしくは口の中の唾液にひたしてお越しください。
ケガの直後なら歯が戻る場合があります。
Q.歯がしみるのですが原因は何でしょうか
歯がしみる「知覚過敏」になるのは様々な理由があります。
検査を行い適切な治療が必要です。
知覚過敏になる原因
①むし歯
②根面露出
歯周病により歯肉が退縮して土台が見えてしまう
③かみ合せの負担が過度にかかっている
④神経が過敏な状態になっている
それぞれ、むし歯の処置、歯周外科療法、咬合療法が必要です。
市販の歯磨き粉(シュミテクトなど)が効かない場合は是非、お越し下さい。
Q.口臭について教えて下さい。
口臭には真性口臭症と仮性口臭症の2種類があります。
真性口臭症:他人が感じるもの
仮性口臭症:他人にはわからない自分だけしか感じないもの
真性口臭症には病的な原因がなくて一時的なものと、病的な原因があるものとがあります。
病的原因としては、歯周病と舌苔(ぜったい)、口腔内乾燥症などお口の中の問題や耳鼻咽喉・呼吸器系そして消化器系などの内科的な問題など様々です。
専門医による客観的な診断のもと、原因を突き止め適切な治療をすれば殆どの場合治ります。
Q.妊娠中ですが歯科治療はできますか?
妊娠中でも歯科治療はできます。ただし、原則として応急処置のみが一般的です。
必要があれば、妊娠中期(安定期)時の治療をお奨めします。
定期的な検診が一番です。
Q.妊娠中に歯肉から出血するのですが心配ないでしょうか?
妊娠中は女性ホルモンの影響から歯肉が炎症を起こしやすい状況になります。
お口の中を清潔にすることで、改善されます。
是非歯科医院でお口の中を清潔にするケアを行って下さい。
Q.歯周病になると早産になりやすいのでしょうか?
歯周病にかかっている方とそうでない方では、低体重児を早産する可能性が高くなるという報告があります。報告では、歯周病菌が子宮の収縮に間接的に働きかけ、その結果として子宮頸部が拡張し早産となると考えられています。
Q.妊娠すると歯が弱くなると聞きましたが、本当でしょうか?
妊娠することで歯が弱くなることはありません。ただし、妊娠による唾液性状の変化やホルモンバランスの変化、つわりや不規則な食事により、むし歯になりやすく、歯肉の炎症を引き起こしやすくなります。甘いものを控える、だらだら食いを減らすなどして、口腔内を清潔に保つことが重要です。
Q.フッ素は何歳くらいからしたらいいですか?
歯が生えてきたらフッ素塗布を行う時期です。歯は生えてから2、3年が一番未熟で弱くまた、フッ素も取り込みやすい時期です。
Q.フッ素は大人にも効果がありますか?
もちろんあります。歯茎が退縮して、歯根が露出してきた場合には、特にフッ素は有効です。
Q.フッ素は歯に良いのですか?
歯科の予防の目的で使用する場合、問題ありません。
毎日のフッ素入り歯磨剤による歯磨きやフッ素洗口と、年2~3回のフッ素塗布の両方を応用しても、フッ素が過剰になる心配はありません。
1回分のフッ素洗口液を誤って飲み込んでしまっても、心配いらないとされています。
フッ素はむし歯予防にとって、大きな効果があります。
大きく分けて2つあります。
1つは歯の質を強くする働きです。もう1つは、むし歯菌の活動を抑える働きです。
完全にプラークを除去することは不可能なので、その分を補うためにフッ素を利用しましょう。
ただし、フッ素は塗ったからといってむし歯にならない訳ではありません。
また、定期的に塗らないと効果がありません。